クライアントの期待を超え、本当の課題にアプローチする楽しみ
【バックグラウンド】
東京大学大学院薬学系研究科修士課程卒業後、ベインに入社
【参画動機】
グローバルファームの戦略コンサルタント、というキャリアパスは、大学院進学当初は想像もつかないものでした。精神科医の父の影響を受け、当時の私は脳科学者を志していたのですが、その気持ちが徐々に変化し始めたのは、研究の傍ら、大学のキャリアサポート室をサポートするサークルを設立・運営したときでした。
特に決定的だったのは、Ph.Dの就職難が話題になる中で、そのサークルの活動の一環として、Ph.Dのキャリアについてのディスカッションの場を企画した時でした。予想を超える100名以上の聴衆が集まり、また企画自体が不安を解消する一助となったというコメントなど、嬉しい反響がありました。
人の不安や悩みを解決する糸口を掴みたいという思いで脳科学研究を志していた私にとって、この経験は大きな衝撃でした。更に、私にとっては様々な人に働きかけ企画をより良いものにしていく過程自体が、動物検体に黙々と向き合う毎日に比べ、楽しく感じられました。そこで「組織や人に働きかける事で問題を解決する術を学びたい、それを生業としたい」と考え、戦略コンサルティングファームの門を叩きました。
ベインでの生活
博士進学への未練がなかったと言えば嘘になりますが、ベインでの経験を積むごとに「この選択は正しかった」という思いは確信に変わりつつあります。入社当初は興味深いプロジェクトに関わるだけで胸躍る思いでしたが、チーム内での役割も徐々に変化し、今ではプロジェクトのはじめには見えていなかった新たな課題と解決策を見つけたときの感覚こそ何物にも代えがたいものと感じています。
ベインには「True North」という概念があります。この言葉はベインのロゴマークにもなっており、常に本当に正しい事を進言するという意味です。この概念はプロジェクトの中では時折、クライアントが捕えている課題の範疇を超えた提案をすることに繋がります。例えば、あるクライアントから「製品をどのようなメッセージで売ったら良いのか?」という質問を投げかけられたことがありました。それに対し私たちは、クライアントの質問に応えるだけでなく、メッセージを伝える方法の改善案を提案しました。後になるとクライアント自身も、メッセージの内容よりも方法に課題があることには「なんとなく気づいていた」と言いますが、その「なんとなく」を具体化し、改善案にまで落とし込む嗅覚・マインドセット・頭のパワーこそが私たちの価値のひとつであると考えています。そして枠にとらわれず結果を出すために頭を振り絞る過程は、ベインで過ごす日々の最大の楽しみです。
ベインへの入社を考えておられる方々へのメッセージ
学生の皆様は「トップレベルの外資コンサルティングファームはすごい速さで成長出来る場所」という話をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。私は実際にベインの中で働き続けることで、このことを再認識しています。
まずベインは、いくらでも成長の道を提供してくれる環境です。最低でも半年ごとに、求められる役割が変化し、どんどん次のステップにチャレンジすることが出来ます。それだけでなく、他社の友人と話していると、ベインでは特にそのようなチャレンジングな環境でのサポート体制が充実していると感じます。まず、自分の成長についてチームメイトやメンターと頻繁に議論することが推奨されています。更にその様な公式のサポートだけでなく、まさにオフィス中の誰もが相談相手になり得ます。私自身、壁にぶつかり悩んでいたときには、パートナー、マネージャーをはじめ多くの社員に腹を割った相談を持ちかけていました。その時には、一人の例外もなく、皆が真剣に私の成長課題、解決法について考え、応援し、見守ってくれました。誰もが全力で走り続けているからこそこのような環境があるのだと思います。
入社以来必死で走り続けてきたばかりではありますが、社会人のはじめの期間をベインで過ごすことが出来て本当に良かったと心から思っています。