企業を取り巻く環境は絶え間なく変化しており、変化への対応が企業組織の命運を握ることは言うまでもありません。改革を促すものは、「企業存続の大きな危機における生き残りへの対応」と「顧客・業界により優れた新しい価値をもたらし、高みを目指す飽くなき革新創造」の二つに大別されると言えます。新型コロナウイルスによって一気にどの企業も変わらなければいけない状況に直面している今、もはや先送りは許されず、変わらなければ競争力の低下や市場からの退出は避けられません。

本稿では企業の「Change Power（組織変化力）」とその九つの要素に焦点を当て、変わる力が何に左右されるのか、そして日本企業がどのように変革に取り組むべきかを論じます。

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