Yukiko

あなたのキャリアに関して教えてください。 

2005年に慶應義塾大学を卒業後、ベインの東京オフィスにアソシエイト・コンサルタントとして入社しました。私がベインを選んだ理由は、ビジネスが社会に与える影響や、経営コンサルタントがキャリアの初期段階から様々なクライアントや異なる業界と大きな問題に取り組むことができることに魅力を感じたからです。ベインでの仕事は、毎日が勉強でとても楽しかったのですが、長い目で見て、これが自分のやりたいことなのかどうかがわからなくなり、視野を広げるためにMBAを取得しに渡米しました。MBAでは、コンサルタント以外の人たちとの出会い、また憧れの仕事であるタンザニアのアグリビジネスのエクスターンシップにも参加しました。MBAでは、自分が何者なのか、何を楽しみ、どこに行きたいのかを見つめ直し、その結果、次のキャリアの場として再びベインを選びました。ベインでの仕事は、毎日働くことに意義と喜びを与えてくれ、また、家庭を築くことを考え始めた私には必要な柔軟性を得ることができました。

パートナーに昇進した後は、浮き沈みがあったり、まるで新しい仕事のように感じて戸惑うこともありましたが、自身をベインの中の一起業家であると捉えることで喜びを感じるようになりました。2020/21年には、東京オフィスのサステナビリティのプラクティスを構築し、そして現在は、フィリピンの新オフィスの設立メンバーとしてマニラにて勤務をしております。

これまでのベインでの経験をどのように捉えていますか?

ベインは私にとって重要な目的、喜び、柔軟性の3つを常に提供してくれます。また、私には家族のみならず、常に私の背中を押し、支えてくれる同僚や友人が周りにおり嬉しく思っています。

ベインで経験したプロジェクトの中で、最も誇りに思うものについて教えてください。

これまで多くの記憶に残るプロジェクトに携わり、誇りに感じているものがたくさんあります。そのうちのひとつは、10年以上にわたってサポートさせていただいている、最もお付き合いが長いクライアントです。業務改善から価格設定、事業開発まで、あらゆることを一緒にサポートさせていただき、常にクライアントが求める結果に繋げることができました。

ベインが目指す多様でインクルーシブな環境は、あなたをどのように支えてきましたか?

DEI(Diversity, Equity & Inclusion)は、ベインでの最重要課題の一つです。DEIのコンセプトは進化し続けており、ゴールラインはありません。私たちは常に、より高い目標を掲げ、より良いものになるよう自らに言い聞かせています。ベイン東京で初めて子供を持ったシニアポジションの女性の一人として、私の人生の新しい章をナビゲートしてくれる熱心な人たちに支えられました。また、社内にはワーキングペアレンツのコミュニティがあり、他の社員と子育てをしながら働くためのヒントや経験談を共有し合っています。こうした社内コミュニティの存在は、多様な働き方を実現するためにとても重要だと感じます。