Compass Report
2022年に入ってもなおコロナ禍による需要の冷え込みが続き、需要の歪みに世界経済が苦しむ中、ウクライナ問題が勃発しました。また、インフレ、通貨安が同時に発生し、本格的な景気後退が迫っています。今回の危機は、特に日本の企業にとってリーマンショック時に比べて悪条件ばかりが目立ち、極めて危険な状態にあります。日本企業特有の三つの「出遅れ」-「企業価値成長の出遅れ」、「グローバルM&Aの出遅れ」、「危機感醸成と対応着手の出遅れ」- を抱えたまま景気後退に突入せざるを得ない状況です。本稿では、迫りくる危機の内容を論じた上で、日本企業が先送りにしてきた経営課題をこの有事において一気に刷新できる処方箋(「守り」と「攻め」の両面徹底作戦)をご紹介致します。
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First published in 9月 2022